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タブレット学習 視力

タブレット学習 視力

タブレット学習 視力|目が悪くなるの?

子どもにタブレット学習をさせるにあたり視力への影響が気になるかと思います。

「タブレット学習は目が悪くなるの?視力が落ちる?子どもの視力低下や生活への影響は?」と不安かと思います。

タブレット教材はアニメーションや動画、音声での解説で夢中になり学習する教材で学習効果が期待できる一方で、視力への影響が不安かと思います。

実際、文部科学省が学びのイノベーション事業で情報通信機器の資料で健康面への影響等を懸念しているもの(学校調査)「視力の低下」が最も高く挙げられていました。

情報通信機器の使用で健康面への影響等を懸念しているもの(学校調査)

https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2014/04/11/1346505_15.pdf

2位:ドライアイ(眼精疲労)
3位:姿勢の悪化

この不安を表すかの様に文部科学省が2016年に実施した調査では、子どもの近視が過去最高になっていました。

裸眼視力が「1.0未満」の小学生の割合は31.4%、「0.3未満」は8.6%という結果。

小学生の3人に1人が視力1.0以下。子どもの近視が過去最高に

参考:小学生の3人に1人が視力1.0以下。子どもの近視が過去最高に│こどもの近視情報サイト ME-MAMORU(メマモル)

小学生にタブレット学習をさせることは視力低下の不安になるのも無理はありません。

しかし、タブレット学習だからといって特別目が悪くなる要因にはなりません。紙での勉強でも目が悪くなりますし、視力が落ちることがあります。

この記事ではタブレットでの勉強で目が悪くなる原因、視力低下対策について紹介します。

タブレット学習 視力|目が悪くなる近視化の原因

タブレット学習で視力低下、目が悪くなる原因は近くのものを長時間、見続けることにあります。

長時間近距離作業が続くことで、眼球の形を変えてしまうからです。

目の重要な役割を果たしているのは水晶体です。

物を見るときは水晶体のそばの毛様体筋という筋肉が伸びたり縮んだりすることで、水晶体の厚みを変えてピントを合わせています。

毛様体筋の仕組み

https://www.meganesuper.co.jp/research/glasses-and-contact-lens/

ここで長時間、近くを見続けることで毛様体筋が疲れ切って水晶体の厚みが変わりにくくなるのです。

最も視力に負荷がかかるのは近距離で利用するスマホやポータブルゲーム機の利用と言われています。細かな動きを目で追いかけるため疲労感がたまります。

スマホの使用距離は30cm離す、1日4時間未満が望ましいと推奨する教授もいました。

兵庫医科大学の三村治特任教授は、スマホ使用に関して「30cm以上離す」ことと「1日4時間未満までの使用が望ましい」と推奨している。

参考:スマホで若者の「斜視」増加か…適正な距離と使用時間はどれくらい?

タブレット学習に限らず、目が悪くなる要因は30cm以内の近距離で長時間見続けることが原因です。

幼児期から小学生低学年は特に注意

通常、何か物ものを見るときに、視力不良は以下の様な傾向があります。

  • 近視:遠くが見えづらいため、極端に近く
  • 遠視:遠くも近くも見えづらいため、近距離に見るときに疲れを訴える
  • 乱視:2重に見えるため、画面に対して斜めに傾ける

子どもの視力の発達は3ヶ月〜6ヶ月から急激に発達し、6歳頃まで発達が続きます。

生まれたばかりの赤ちゃんは明暗がわかる程度ですが、生後6ヵ月を過ぎると外界のものが見えるようになってきます。視力は「見る」という自然の訓練を通して徐々に発達し、およそ6歳頃までに完成されます。

参考:こどもの視力について

子どもは大人に比べて、眼球の長さが短いので遠視状態にあるといわれています。

その発達段階の目でディスプレイを見ると目の負担がかかりやすく近視になりやすくと言われています。

そのため、幼児期〜小学低学年では、眼球や視力の発育途中なので注意が必要となります。

ただ、目が疲れたからと行ってすぐに視力が低下するわけではありません。

一時的なピント調整力が落ちるだけで基本的には目を休めることで調整力は元に戻ります。

幼児期、小学生低学年はタブレットと目の距離を保つこと、時間制限を設けることが重要視されます。

タブレット学習 視力|大手タブレット教材の視力対策はどう?

タブレット学習教材でも専用タブレットを取り扱っている大手通信教育教材の視力対策について紹介します。

専用タブレットを取り扱っている教材として「チャレンジタッチ(進研ゼミ)」「スマイルゼミ 」「Z会 小学生 タブレットコース」「RISU算数」の例を紹介します。

関連ページ:タブレット学習 小学生 ランキング

チャレンジタッチの視力対策

チャレンジタッチでは、タブレットを使わせるのが心配という方に向けての安心安全対策として以下の様な設計をしていました。

チャレンジタッチの安心設計

インターネットに自由に繋げない安心設計だから使いすぎない
使用時間や目の負担に配慮した一定時間でのお知らせ
姿勢が悪くならない様な角度を付けれるタブレットカバー

チャレンジタッチは1講座15分で日々の勉強を完了できる設計になっているため、1日のタブレットを見る時間は少なく設計されています。

また、無料でできる学習コンテンツが多いのですが、ナビゲーションキャラが一定時間ごとに休憩を促し、夢中になり過ぎるのを抑えてくれます。

ブルーライトカット機能も搭載しているので視力低下予防をタブレット側で行ってくれています。

30cm以上、目を話して勉強することが望ましいので、専用カバーを使って机の上に立てて使い正しい姿勢で学習できる様になっています。

ただ、チャレンジタッチ はゲーム感覚で勉強ができる教材です。

メリットはついつい勉強してしまう教材です。子どもが飽きない様に作られているため、勉強するというよりも遊びに近いです。

少し注意が必要です。

スマイルゼミの視力対策

スマイルゼミは学校のノートと同じ大きさの専用タブレットを使用しており、机に向かうのと同じ姿勢で学習します。

1講座あたり15分の学習と短い時間での学習なので視力への影響は大きくありません。

ただ、チャレンジタッチに比べるとブルーライトカット機能がないため、自分でフィルムを購入して貼る必要があります。

スマイルゼミには、学習を終えた後のご褒美ゲームなど子どもが勉強以外で使う遊びもありますが、時間設定が可能です。

設定できるものは、アプリ利用時間、タブレット利用時間、勉強開始時間です。

ゲームだけを制限したいならアプリ利用時間で10分〜60分の間で設定可能です。

また、タブレット自体の利用時間も制限できるので子どもが集中してやりすぎてしまう場合は2時間など決めておきましょう。

Z会の視力対策

Z会 タブレットコースは iPadを使った学習なのでiOSの機能を使って制限しています。

iPadで搭載されているスクリーンタイム機能で時間制限をするなどで使いすぎ、遊びすぎを制限しています。

Z会ではタブレット学習を利用する際の冊子として「わが家のやくそく手帳」を用意しています。

タブレットを子どもに渡す前に確認したい使い方のルールを提供しています。iOSの機能でブルーライトカット、時間制限があるので視力対策は十分可能です。

Z会はゲームコンテンツがなく学習だけなので制限を設ければ使いすぎることはありません。

ただ、Z会 タブレットコースは1日30〜40分が目安と時間が長めです。また、Z会タブレットコースの学習は、タッチペンを使い学習を行いますが、選択式の問題が多いので机に座らなくてもできてしまいます。

その点は注意したいポイントではあるので机に座って正しい姿勢で勉強できる様に注意していきましょう。

RISU算数の視力対策

RISU算数は、ゲームコンテンツがなく完全に学習専用のタブレットです。

教材は小学生算数に特化しており、苦手対策と先取り学習が可能になっています。

東大生による講師の動画解説が一部ありますが、長時間見る様な物ではありません。

目が悪くなるのが心配という声に対して以下の様に答えています。

RISUでは、お子様の大切な目の安全に最大限配慮し、ブルーライトを軽減する配色に加え、一般のタブレット教材によくあるゲーム類も一切ありません。

また、先取りをしているお子様でも1日の平均学習時間は15分未満。目が疲れにくい範囲で、集中して取り組むめる仕組みになっています。

シンプルなタブレット学習教材なので心配はないでしょう。

タブレット学習 視力|視力低下の対策

タブレット学習で視力低下を予防する方法を紹介します。

視力低下の対策1:タブレットは親が管理する

勉強以外のコンテンツが使えるタブレットの場合、子どもに制限はできません。

YouTubeを見ない!ゲームをやらない!と叱ったところで誘惑する物があれば使ってしまいます。

制限なしで使わせると長時間身にづけてしまう恐れがあり、眼精疲労の要因となります。

親が物理的にタブレットを持って管理する。物理的に管理するのが難しければタブレット自体の使用制限などを設ける方法を活用して親が管理しましょう。

視力低下の対策2:15分に1回、休憩時間を作る

目が悪くなる要因は近くのものを長時間見続けることです。

タブレットであっても、紙であっても一緒です。

タブレット教材は大体15分程度で1講座終わる様に作られてるので1講座終わるごとに小休憩を入れる様にしましょう。

目を休めるのに推奨されているものは遠くを眺めること、目を休めることです。

空を眺めてみたり、緑のある環境植物を眺める。もしくは、目を閉じて休めることが推奨されています。

目の疲れがあると体が緊張するので、私がパソコンの仕事をする場合は、

  • ヒーリング音楽を聞く
  • アイマスクを使って目を閉じる
  • ストレッチを行う

をルーティンにしています。(我が子にも教えています)

1講座が終わると小休憩を入れる。さらに1時間と長時間になった場合は、5分程度の休息を入れる様にしましょう。

注意

子どもはの疲れを感じないで輻輳運動を長時間できます。

輻輳(ふくそう)とは、目は近い距離のものを見る時、黒目が内側に寄ることです。

長時間見続けること輻輳状態で固定化してしまう恐れがあります。その結果、斜視や急激な視力低下の恐れがあるので時間制限は厳格に行いましょう。

視力低下の対策3:タブレットは角度をつけて固定する

利用するタブレットは角度をつけて固定する様にしましょう。
視力低下の要因は近距離で見ること。つまり、姿勢の悪さも要因だからです。

専用タブレットの多くは、角度をつけて学習できる専用カバーが用意されています。

どんなタブレットを使っても良い場合は出来るだけ、角度を固定できるカバーを利用する様にしましょう。

タブレットを直置きすることで姿勢が悪くなる可能性があります。

近年、スマホ首と呼ばれるもの問題視されています。

スマホを使う姿勢が悪く、筋肉が収縮して固まりストレートネックに発展する可能性があります。

タブレット学習でも子どもの姿勢が悪ければ視力、背中、首などの疲労・痛みなどの影響が考えられます。

正しい、姿勢で行える様にタブレットの角度を変更できる専用カバーを利用しましょう。

視力低下の対策4:画面の大きいタブレット勉強させる

専用タブレットの場合は10インチ程度の大きいタブレットでの学習ができます。
しかし、専用端末を用意していない場合はスマホでの学習も可能となっています。

過去のスマホで利用して学習もできますが、出来るだけ大きい画面が推奨されています。

画面が小さいと、どうしても目を近づけてみたり、集中して見るため毛様体筋の疲れが蓄積しやすくなります。

子どもの視力を考えるなら、普段勉強するノートと同じ大きさの画面は必要です。

タブレットを用意される場合は10インチ以上のものを用意してあげてくださいね。

視力低下の対策5:机に座り正しい姿勢で学習させる

視力低下の予防で大切なことは机に座り正しい姿勢で学習することです。

タブレット学習教材によってはゲーム性があったり、選択して学ぶ物が多いです。
そのため、ソファーに座ったり、寝ながらの勉強は可能です。

しかし、目の疲れという観点からは机に座り、タブレット画面と距離を保ちながらの学習が大切です。

目が悪くならない方法を実践するためにも机に向かって学習する様にみてくださいね。