スマイルゼミ とデキタス を比較し内容の違いを整理しました。
スマイルゼミは、専用タブレットを使った通信教育教材で小学生、中学生に対応しており、使い勝手が良いと評判のタブレット学習教材です。
デキタスは、小学生から中学生を対象とした学校の授業を確実に理解できることをモテ期としたウェブ学習教材です。
この2つの教材の違いは?とお悩みかと思います。
結論
- スマイルゼミは、学習習慣を身に着ける教材です。小学低学年の子におすすめです。
- デキタスは、ゲーム性を持って子どもに自発的に勉強を進める教材です。小学校高学年、中学生におすすめの教材です。
それぞれ、学習スタイルや専用タブレット有無、料金が異なっており学習の仕方に違いがあります。特徴の違いをよく詳しく解説します。
関連ページ:タブレット学習 小学生 ランキング
※本記事は全て税込価格で表記
スマイルゼミ デキタス 比較|内容の違い
教材名 | スマイルゼミ | デキタス |
料金 | 小学生:3,278円〜 中学生:7,480円〜 |
小学生:3,300円 中学生:4,400円 |
対象学年 | 幼児 小学生 中学生 |
小学生 中学生 |
対応教科 | 国語・算数(数学)・理科・社会・英語・社会・音楽・美術・保健体育・プログラミング講座 | 国語・算数(数学)・理科・社会・英語 |
検定対応 | 英検、漢検 | - |
テキスト | - | ○ 印字テキストあり |
日常学習 | ◎ | ◎ |
定期テスト対策 | ○ | ◎ |
中学受験 | △ | ○ |
高校受験対策 | ○ | ○ |
さかのぼり学習 先取り学習 |
△ 漢字、計算のみ |
◎ 単元を体系的に行える |
学習形態 | オリジナル教材 | WEB学習システム |
実力テスト | 年3回(入会時あり) | テストモードで対応 |
質問対応 | なし | あり |
無料体験 | 無料体験会 | 5日間の無料体験 |
対応機器 | 専用タブレット | タブレット パソコン |
運営会社 | ジャストシステム | 城南進研グループ |
スマイルゼミ とデキタスを比較すると決定的に異なる点があります。細かくみていきましょう。
スマイルゼミ デキタス 比較1:専用タブレットの有無
スマイルゼミ とすららの違いは、専用タブレットの有無です。
スマイルゼミは、学習専用タブレットを用意しており、全てをタブレット1つで完結できます。紙を書いているような書き心地のタブレットで漢字練習、計算の途中式もかけます。
高性能なタブレットで使い勝手が良いことから良い評判を得ています。
一方、デキタスには、専用タブレットがありません。手持ちのパソコンやタブレット+印字テキスト教材で学習できます。
デキタスのWEB上の学習教材は、選択方式の問題が基本です。解説動画で要点を勉強し、確認問題を解いていきます。
その上でテキストであるデキタスノートを印字して穴埋め式のノートを埋めていく勉強を行えます。(オプション学習の英単語はタイピングモードの問題がありキーボードが必要です)
まとめると以下のようになります。
- スマイルゼミ:タブレットのみ
- デキタス :タブレット(パソコン)+印字テキスト
というような学習となります。
スマイルゼミ デキタス 比較2:学習の進め方や教材
スマイルゼミとデキタスの学習の進め方や教材を比較しました。
教材名 | スマイルゼミ | デキタス |
行う勉強内容 | 自動で配信 | 自分で決める |
先取り学習 | △ 漢字,計算のみ |
◎ 単元毎で可能 |
さかのぼり学習 | △ ・入会した月〜 ・総復習教材 |
◎ 単元毎で可能 |
漢字検定 | ◎ 書き順、読み方、過去問に対応し自動丸付け |
○ 書き順、読み方に対応 |
スマイルゼミとデキタスは、上記のように異なっています。それぞれの目標が異なるので細かく解説します。
スマイルゼミの学習の進め方と教材内容
スマイルゼミは、学校進度に合わせたオリジナル教材を毎月解きます。
スマイルゼミの学習は学校進度に合わせたカリキュラム毎に毎月配信されたオリジナル教材で学習を進めていきます。毎月の講座数は25~30講座配信と決まっており、学習内容を繰り返し予習復習をおこないます。
スマイルゼミは、タブレット1台を使って短時間で日々の学習を定着させることを目的としています。
子どもが勉強をしようとして、机に座っても「何をやれば良いかわからない」という子は多いです。
そんな子に決められた課題を提示するので迷わず勉強を進めることができるのです。
スマイルゼミは、学校の進度に合わせているので、さかのぼり、先取り学習機能はついていないのです。
スマイルゼミ のさかのぼり講座は以下の2つです。
- 受講を開始したところから
- 学力診断テストの結果による総復習講座
(夏休みの振り返り講座となります)
積み上げ学習に関しては、日々の学習でつまづきやすいポイントをアニメーションで解説してから入るため、日々の学習で戻り学習を完了できるというのがスマイルゼミの学習の考え方です。
例
分数は小学3年生からスタートします。5年生で習う際は概念を解説するアニメーションから学習を開始します。
デキタスと比較するとスマイルゼミ は、専用タブレットさえあれば、子ども一人で毎日の学習を簡単に続けられる仕組みを作っています。
先取り学習に関しては、基本的にありません。
計算ドリル、漢字ドリルが搭載されており、こちらは先取り学習ができます。
特に注目したいポイントはスマイルゼミの漢字検定への対応です。
タブレットに書いて学べるため、漢字の書き順、とめ、はねに対応しています。
スマイルゼミの漢字検定は漢検の級に準拠した10級(小学1年生終了程度)から2級(高校卒業・大学・一般程度)までに対応しています。自分の学年に応じた級から進められて、合格条件を満たすと次の級へと進めます。
全ての音訓で問題がでるので、知識も広がっていい教材になっています。
スマイルゼミは、日々の学習はしっかり定着。さらに反復練習が強みなので漢字検定などの検定試験を一つの目標として学習を進めていける点がデキタスとの大きな違いです。
デキタスの学習の進め方と教材内容
デキタス とは、1回5分からの学習に対応しており、楽しく授業を進められる。さかのぼり、先取り学習に加えてテキストで問題演習も行えるバランスの良い教材です。
デキタス はスマイルゼミ とは異なり1学年の範囲を自由に学ぶことができます。
注目したいデキタスの強みは「さかのぼり学習」「さきどり学習」です。
デキタスの 「 さかのぼり学習」は、学習中の単元が難しいという場合にその単元の土台となる関連分野にさかのぼれます。単元毎の機能なので体系的な学習が可能となっています。
学習した分野の先取り単元や復習単元を自動で選んでくれて、学習中の分野に関連した単元がある場合は超えて行えます。
「さきどり学習」は、得意な科目で「もっとどんどん進みたい!」と思ったら先の学年の関連分野までさきどり学習ができるシステムです。
「スマイルゼミの問題は簡単すぎる」という不満も多少ありますが、デキタス の場合は、同じ単元で一つ上の学年の授業と問題に取り組むことができるので子どもの得意不得意に合わせて勉強ができます。
スマイルゼミと比較するとデキタスは、学習内容の広がりがあり、自由が高い点がメリットとなります。
スマイルゼミ デキタス 比較3:学習サポート
教材名 | スマイルゼミ | デキタス |
親子のメッセージ機能 | ◎ あり |
△ なし |
管理機能 | ◎ リアルタイムで通知 |
○ 見える化 |
子どものご褒美 (ポイント) |
△ なし |
◎ 単元毎で可能 |
ランキング機能 | △ なし |
◎ あり |
スマイルゼミ とデキタス の学習サポートで比較しました。
違いは以下の通りです。
- スマイルゼミ:リアルタイム性があり、子どもを褒めて伸ばすことに強い(親子で管理する形を推奨)
- デキタス :ランキング機能、学習実績の見える化、ご褒美があり子どもの自主性を伸ばす(親は確認、子どもが目標設定)
スマイルゼミの学習サポート
スマイルゼミは「みまもるトーク」という学習結果をメッセージで共有できるスマイルゼミ専用アプリや、学種内容を把握できる「みまもるネット」があります。
「みまもるトーク」のメリットは以下の2点です。
- 子どもの学習結果をリアルタイムで確認できる
- 子どもを具体的に褒めるきっかけになる
子どもの勉強内容をリアルタイムで確認でき、具体的な内容が配信されるので褒めるきっかけ作りになります。小学生の学習を定着させたい家庭では非常に重宝する機能です。
また、中学生向けで活躍するのが「みまもるネット」です。
みまもるねっとでは、その日に学習した内容を確認できます。
- 勉強時間
- 学習内容
- 進捗状況
を確認できます。また、実力テストの結果も確認できるため得意、苦手の把握し定期試験、受験のデータとして活用できます。
スマイルゼミでは、毎月の課題が決められており、進捗状況を確認できる。さらに「みまもるトーク」は専用タブレットとスマホでやりとりできるので、子どもへ褒めることができるため、学習習慣を身に付けコツコツと勉強する習慣を子どもと身に付けられる点で優れています。
デキタスとの違いは、学習結果をリアルタイムで確認でき、簡単なメッセージアプリですぐに褒められることです。
デキタスの学習サポート
デキタスの学習サポートは、子どもが自然と学習習慣を身につけることを目的としています。
使える機能は以下の3点です。
- 学習結果を見える化する機能
- がんばったご褒美
- ランキング機能
デキタスには、毎日の学習結果を表やグラフ、カレンダーで一眼で確認できる機能があります。どれだけ勉強したかを自動でトラッキングして、グラフ化するので視覚で捉えやすくなっています。
親も子どもの努力の過程を数字で確認できるため「どれだけ勉強した?」と聞かなくても良いので子どもの自主性を伸ばすことができます。
次に「がんばったご褒美」はデキタス のポイントをためて商品に交換するものです。(昔から進研ゼミなどにあるような内容です)
このポイントのたまり方に続ける仕組みがあります。
- ログインで10デキタ
- 問題1問につき1デキタ(最大10デキタ)
さらに連続ログインで2日目以降は2倍、3倍と最大5日目以降で獲得ポイントが5倍になります。
ゲーム性があるため子どもが自発的に頑張る仕組みが構築されているのがデキタスの面白いポイントです。
全国のデキタスユーザーで、競争しながら学べる仕組みも作っているので競い合いながら学べるところも強みです。
デキタスは、子どもが主役です。子どもがどうしたらやる気を出して学べるのかを考えて作られています。
スマイルゼミ デキタス 比較|初期費用や月額料金
スマイルゼミとデキタス の料金を比較しました。
スマイルゼミとすららの料金を比較しました。
教材名 | スマイルゼミ (標準クラス) |
デキタス |
小学1年生 | 3,278円 | 小学生:3,300円 中学生:4,400円 |
小学2年生 | 3,520円 | |
小学3年生 | 4,180円 | |
小学4年生 | 4,840円 | |
小学5年生 | 5,720円 | |
小学6年生 | 6,270円 | |
中学1年生 | 7,480円 | |
中学2年生 | 8,580円 | |
中学3年生 | 9,680円 | |
初期費用 | タブレット代:10,978円 (1年継続を前提) |
なし |
スマイルゼミでは、初期費用としてタブレット代金がかかりますが、デキタスは、初期費用を設けられていません。
スマイルゼミの初期費用や月額料金
スマイルゼミの月額料金を表で整理しました。
メイン教材
教材名 | スマイルゼミ (標準クラス) |
発展クラス (中学生:特進クラス) |
小学1年生 | 3,278円 | 3,828円 |
小学2年生 | 3,520円 | 4,400円 |
小学3年生 | 4,180円 | 5,170円 |
小学4年生 | 4,840円 | 5,830円 |
小学5年生 | 5,720円 | 6,710円 |
小学6年生 | 6,270円 | 7,260円 |
中学1年生 | 7,480円 | 14,080円 |
中学2年生 | 8,580円 | 15,180円 |
中学3年生 | 9,680円 | 16,280円 |
英語プレミアム(オプション教材)
- HOPコース/STEPコース:748円〜
- 英検コース:3,278円〜
タブレットあんしん保証
3,960円/年
スマイルゼミの料金は学年が上がることん数百円ずつ上がっていくシステムとなっています。
料金は毎月支払い、6ヶ月一括支払い、12ヶ月一括支払いから選べ、まとめ払いの方が安くなります。
スマイルゼミの受講料の他に初期費用として専用タブレット代金が10,978円かかります。
データで学習管理してくれる画期的なタブレット教材ではありますが、初期費用、受講料、有料オプション料金がかかるのでそれなりの料金はします。
スマイルゼミは高品質なタブレットで書いて学べることです。漢字なら書き順まで指導してくれます。この機能はすららにはありません。
効率よく、書いて学ぶのであればスマイルゼミの料金は妥当です。
スマイルゼミ の不満点
- 毎月の受講料が高い
- 早期解約時の料金が高い
スマイルゼミは、2020年4月に料金が改定され100円〜600円程度値上げさました。
特に高学年になると値上げ幅が大きいので料金面で不満に感じる点が出てきました。
さらに、12ヶ月以内の解約で高額なタブレット代金が請求されることも不満点として挙げられています。デキタス と比べると費用面はデメリットになります。
デキタスの初期費用や月額料金
デキタスの料金
学年 | 月額料金 |
小学生1・2年生 | 3,300円 |
小学生3〜6年生 | 3,300円 |
中学生 | 4,400円 |
表示価格は全て税抜きです。別途消費税がかかります。
デキタスは、学年ごとの申し込みとなっており、1学年の料金になります。
例)小学5年生にて申し込みをすれば3,300円。
この5年生の授業を受けており、単元毎のさきどり・さかのぼり学習にて4年生の内容、6年製の内容をやるのは無料です。
もし、自由に授業を受けたい場合は、複数学年を申し込み各学年の料金を支払えば良いです。
デキタスでは複数学年申し込むと1学年毎に1,000円割引が適用されます。
デキタスの料金は複数学年申し込むことで実質の兄弟(姉妹)割引が可能となっています。
ただ、兄弟でポイントを共有するため、子どものモチベーションをうまく引き出せないかもしれないので注意が必要です。
料金を重視するなら1アカウントで学年を2つ登録。共有して利用する。
子どものやる気を重視するなら、アカウントを2つ作成して、それぞれに与えるのが良いです。
スマイルゼミ デキタス 比較|どっちがおすすめ
スマイルゼミとデキタスを比較して結局どっちがおすすめなのか。
結論は、小学生低学年ならスマイルゼミ がおすすめ。高学年以降はデキタスがおすすめです。
ただ、それぞれ、まったく別物の教材なので子どもの特性、保護者の目的によって異なります。
スマイルゼミ がおすすめな子
こんな方におすすめ
- 短時間で学習習慣を身につけて欲しい方
- 漢字ドリル、計算ドリル、英語単語を自動丸付けで書いて学ばせたい方
- 書く学習をさせたい方
特におすすめしたいのが小学生1,2年生の低学年の子です。
子ども一人で勉強できるように設計されていることや、漢字の書き順、タブレットに書いて、自動丸付けを行ってくれるため、保護者の負担は大きく減ります。
学年が低いと子どもの勉強は親がついてあげるのが一番です。
でも、共働きで忙しいと子どもにつきっきりで勉強を見るなんて、なかなか難しいですよね。
スマイルゼミ は、タブレット1台に全てを集約しており、子ども一人で学習できるように設計されています。
1回15分〜と短時間で学校進度に合わせた学習を手書きで効率よく学べます。スキマ時間に決められた学習内容を行うため、学習習慣が身につきやすいです。
親がしっかり見ていることをメッセージ機能で褒めてあげることで子どもの学習習慣が定着できます。
低学年のうちならスマイルゼミを活用した勉強はすっごく効果的ですよ!
関連ページ:スマイルゼミ 口コミ
デキタス がおすすめな子
こんな方におすすめ
- タブレットの授業動画とテキストで学ばせたい
- 苦手な教科、得意な教科がある
- 子どもに自信を持って勉強をしてもらいたい
デキタスは、小学3年生以降の子どもにおすすめの学習教材です。
子どもの勉強で苦手と得意がハッキリしているならおすすめ、単元毎の戻り学習と先取り学習ができるデキタス がおすすめです。
今の勉強がつまらない、もっとやりたい!という意欲を伸ばし、勉強が苦手…という苦手意識をできる問題から解けるようにしていきます。
中学生なら、小学校時代のつまづきを効果的に復習することができます。
小学高学年になるとある程度の勉強量が必要です。
学年×10分、中学生なら学年×1時間は、やって欲しいところです。
デキタスでは、学習量を見える化できるため、親が子どもに言わなくてもWEB上で見て管理できます。
ランキング機能、ご褒美と子どもが目標を持って取り組める仕組みがあるので子どもの主体性が育ちます。
目標設定を立てる練習は中学生、高校生でも役に立ちます。
苦手にも得意にも対応でき、子どものやる気が育つ仕組みがあるデキタスは小学生高学年、中学生におすすめですよ!
関連ページ:デキタス 口コミ
スマイルゼミ デキタス 比較|まとめ
スマイルゼミとデキタス を比較しました。
結論は以下の通りです。
- スマイルゼミは、学習習慣を身に着ける教材です。小学低学年の子におすすめ。
- デキタスは、ゲーム性を持って子どもに自発的に勉強を進める教材です。小学校高学年、中学生におすすめ。
それぞれ、キャンペーンや無料体験を行っています。
まずはそちらからお試しくださいね。